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A.ランゲ&ゾーネW&W新作「トリプルスプリット」~その機能&用途と構造美

A.ランゲ&ゾーネについては、W&W開幕前の新作予想記事に始まり、新作発表後からは、
1)A.ランゲ&ゾーネ2021年新作速報 
2)「ランゲ1・パーペチュアルカレンダー」実機画像&技術解説 
3)A.ランゲ&ゾーネ 2021新作発表会レポート+リトル・ランゲ1・ムーンフェイズ・インプレッション  
4)アントニー・デ・ハス開発部長インタビュー、ランゲ1・パーペチュアル・カレンダーについて 

と、ご紹介してきたが、ふと、新作のうち「トリプルスプリット」にあまり触れていないことに気づく。
昨年のツァイトヴェルク・ミニッツ・リピーターでも採用されていた高級感のある深いブルーの文字盤になったとはいえ、機械自体は2018年のオリジナルと同じもので、限定100本。もしかしたら今後は、ランゲのハイエンド精密計測ピースがこの限定青文字盤を継承していく方向性なのかもしれない。


しかし、このモデルにおいて、時計愛好家ならば誰しもが認める素晴らしい点がある。
それが裏側の構造美だ。


なのでここでは、バックショットをメインとする実機画像と、なかなか身近な使用用途がみつからない機能説明を記したプレスリリースを併せてお届けすることにする。

ジラール・ペルゴとアストンマーティンとのパートナーシップから、初の作品 「スリー・フライング ブリッジ トゥールビヨン アストンマーティン エディション」が誕生

「スリー・フライング ブリッジ トゥールビヨン - アストンマーティン エディション」を発表

ジラール・ペルゴとアストンマーティンの間で最近発表されたパートナーシップから、初めての時計が生まれ、公開されました。「スリー・フライング ブリッジ トゥールビヨン アストンマーティン エディション」です。ここには、ジラール・ペルゴの時計製造に関する知見と、アストンマーティ ンのラグジュアリーとパフォーマンスに関する独自の知識が融合されています。



どちらのブランドも、洗練されたクラフトマンシップへの情熱を示しており、共同作業を通じて、デザイン、素材、テクノロジーの理解を共有してきました。この最新モデルは、19世紀以来羨望の的となってきたスリー・ブリッジの懐中時計に対し、ストラップなどの細かいディテールにいたるまで、明確に現代的な形でオマージュを捧げています。ストラップはブラック カーフレザーで、世界で初めてホワイトゴールドを注入した革新的なラバーインサートであるジラール・ペルゴ ラバー合金が用いられています。ストラップのデザインは、過去のアストンマーティンのレーシングカーの理念を連想させることを意図したものです。



ジラール・ペルゴの伝統を受け継ぐこのモデルは、目の肥えた人々をも喜ばせられるよう、プロポーションとシェイプが巧みに工夫されています。

スリー・フライング ブリッジ トゥールビヨン – アストンマーティン エディションの 44mm ケースは、軽量であるためにアストンマーティンによって選ばれた、アレルギーを起こしにくい丈夫な合金であるグレード 5のチタンでできています。ブラック DLC コーティングを施すことで、人目につきにくい外観となっています。興味深いことに、チタン鉱は、ジラール・ペルゴが創業したのと同じ 1791年、アストンマーティンの故郷であるイギリスにおいて、イギリスの聖職者ウイリアム・グレガーによって発見されました。


サファイアクリスタル「ボックス」が前面と背面に採用され、同軸照明によってケース内部を照らすことで視認性を高めています。ムーブメントは地板が排され、2枚のサファイアクリスタル ガラスに挟まれることで、空中に浮いているように見えます。

文字盤全体に広がるジラール・ペルゴを象徴するスリー・ブリッジは、ブラック PVD処理を施したチタン製で、角がポリッシュ仕上げされています。こうした設計により、空気のように軽やかな印象となっており、通常は視界から隠されているムーブメントの部品も眺められ、息をのむような美しさです。リシャールミル 時計ジラール・ペルゴには、見えないものを見えるようにする長い伝統がありますが、この例では、従来の枠を超えて冒険に挑み、ケースの中でムーブメントが空中浮揚しているかのような時計となっています。これはムーブメントを切り詰めることで実現され、地板が消えたように見えることから、ケースの内部でムーブメントが浮かんでいるような錯覚が得られます。こうした独特な特徴から、「フライング ブリッジ」という名称が与えられました。

RM 07-01 オートマティックカラーセラミックス~伝統を昇華させた、グラフィカルでカラフルなコレクション

RM 07-01 オートマティックカラーセラミックス~伝統を昇華させた、グラフィカルでカラフルなコレクション


リシャール・ミルのフェミニンのアイコンであるRM 07-01コレクションは、新しいモデルが発表されるたびにセンセーションを巻き起こしています。ジラール・ペルゴ 時計今回発表された3つの限定モデルは、最先端の技術を駆使したセラミックス製で、ギヨシェを施したマルチマテリアルの文字盤が輝きを放っています。RM 07-01の美学と性能に対する妥協のないアプローチは、最高レベルの機械式時計製造技術、ムーブメント設計、そして装飾技法を組み合わせたものです。

今までになかったケースの色やグラフィカルな文字盤のデザインを採用したRM 07-01 カラーセラミックスの3モデルは、それぞれ50本限定生産です。



夏にぴったりの3つのモデル、RM 07-01 パステルブルー、RM 07-01 パステルピンク、RM 07-01 パステルラベンダーは、

これら新モデルのカラーとテクスチャーを決定するにあたり、セシル・ゲナと彼女のチームは様々なバージョンを検討し、最終的にこれらにたどり着きました。「私は、マイアミにあるアール・デコ建築にインスピレーションを受けました。パステルカラーと大胆なパターンは、とても個性的で、素晴らしく溌剌としたデザインなのです。」

セイコー スプリングドライブが、国立科学博物館「未来技術遺産」に登録

国立科学博物館「未来技術遺産」に「スプリングドライブ」が登録

セイコーホールディングス株式会社
セイコーエプソン株式会社
セイコーウオッチ株式会社



セイコーホールディングス株式会社とセイコーエプソン株式会社、セイコーウオッチ株式会社は、ぜんまいで駆動しクオーツで制御する世界初の高精度腕時計「セイコー スプリングドライブ 7R68」が、独立行政法人国立科学博物館が認定する2021年度「重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)」に登録されましたことをお知らせいたします。

「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」とは独立行政法人国立科学博物館が、次世代に継承していく上で重要な意義を持つ特筆すべき発明や開発品を、世界有数のわが国の科学技術の歴史を示す実物資料として登録する制度で2008年に制定されました。

セイコー製品の登録は、2018年度の世界初のクオーツ式腕時計「セイコー クオーツアストロン 35SQ」、2019年度の世界初の6桁表示デジタルウオッチ「セイコー クオーツLC V.F.A. 06LC」、2020年度の「スパイラル水晶時計 SPX-961」、「音声報時時計ピミッドトーク DA571」、「超超薄型掛時計 HS301」の3点に続き、4年連続となりました。
今回認定のスプリングドライブをはじめ、セイコーの未来技術遺産登録製品および関連資料はいずれもセイコーミュージアム 銀座(東京都中央区)に常設展示※されています。
※セイコー クオーツ アストロン35SQ認定資料はセイコーエプソン所蔵、セイコーミュージアムでは同機種を展示

■登録資料の詳細
名 称 :セイコー スプリングドライブ 7R68
発 売 年 :1999 年(平成 11 年)
特 徴 :手巻式
開発・製造 :セイコーエプソン株式会社
商品企画・販売 :セイコー株式会社(現・セイコーホールディングス株式会社)
※現在はセイコーウオッチ株式会社が企画・販売

<認定理由>
従来の機械式時計は、ぜんまいを動力として機械的に調速を行っています。この精度を画期的に進歩させたのが調速機構のクオーツ化です。クオーツ腕時計は、当初定期的な電池交換の必要があり、また重い針を回すにはパワーに課題がありました。これを解消したのが、動力源であるぜんまいから伝達される機械的エネルギーで針を駆動する、機械式時計と高精度のクオーツ時計を融合した世界初の腕時計「スプリングドライブ」です。
「独自設計により、電池(二次電池を含む)を搭載せず、ぜんまいを動力源としながら、水晶振動子・ICからの正確な信号によって精度を制御することで日差±1 秒を実現したアナログ時計機構として重要である」として今回の登録が決定しました。

<開発の経緯>
スプリングドライブの構想は1977 年にスタートしました。しかしながら、自己完結型の機構の稼働を実現するためには、エネルギー消費を低減し微弱な電流で稼動するIC と発電機の開発が必須であり、20 年を経た1998 年に腕時計の製品化への技術が確立し、本製品の発売は翌年1999 年のことでした。その後も、当機構をベースに2004 年に自動巻、2006 年に音で時刻を知らせる複雑時計、2007 年にはクロノグラフ(ストップウオッチ機能搭載)などの開発を進め、2016 年には、8 日間という長い持続時間を実現するなど、多彩な方向にその進化は続いています。

<スプリングドライブの特長>
ぜんまいを動力源とすることから、スプリング(ぜんまい)ドライブ(駆動)と名づけられたこの機構は、蓄電池を含む一切の電池を使用しないことで温度変化の影響を受けにくく、針を回す力が強いため対衝撃性に優れています。エベレストなどの高山登山や、宇宙での船外活動での着用など、極めて高い耐久性が実証されました。また、チクタクと時を刻まず、静寂の中で流れるように進む秒針の動きの美しさは世界中で高い評価を受けています。

ボストークヨーロッパに 初のスケルトンモデル 「ENGINE」 誕生~最強の外装に包まれたスケルトンウォッチ

ボストークヨーロッパ(VOSTOK EUROPE)初のスケルトンモデル 「ENGINE」 誕生~最強の外装に包まれたスケルトンウォッチ!


ボストークヨーロッパ初のスケルトンモデル「オメガ時計 アンティーク」がいよいよ近日入荷。300mダイバーズの超頑丈なスケルトンウォッチ、イタリアンハンドメイドレザー、シリコンベルト2本ベルト付属


「 ENGINE-エンジン 」
「強剛な耐性」「最先端のテクノロジー」が生みだす、「タフネスの神髄」を楽しめる本格派腕時計リトアニア時計ブランドVOSTOK EUROPE(ボストークヨーロッパ)から、スケルトンモデルが初登場!


●スケルトンモデル”ENGINE”

スケルトン「ENGINE」は、メカの鼓動を感じることができるよう時計の動力部が完全に剥き出しとなっています。
時計の心臓部には、ルテニウム(Ru44)にコーティングされたムーブメントを採用。 NH72自動巻きをベースに製造されたムーブメントが、正確に時を刻みます。


PVDコーティング
PVDゴールドコーティングされたモデルにも合うようにデザインされたマットブラックのムーブメントが、ケースにマッチしラグジュアリーを演出します。

パテック フィリップ【2021 新作】ブランドを象徴するモデルを現代的に解釈した「永久カレンダー搭載スプリット秒針クロノグラフ 5204R-011」

パテック フィリップは、同社のクロノグラフに関する技術力の頂点に位置する「永久カレンダー搭載スプリット秒針クロノグラフ」に、ローズゴールド・ケースにスレートグレーの文字盤とストラップを組み合わせたニューバージョンを新たに発表した。フランクミュラー レディース希少で洗練されたニュアンスにより、この偉大なクラシック・スタイルが若々しさを纏っている。



永久カレンダー搭載スプリット秒針クロノグラフ
5204R-011
曜日と月を12時位置に並んだの2つの表示窓に配したスレートグレーのソレイユ文字盤
ムーブメントの複雑さにもかかわらず、《ソレイユ》文字盤の表示は、完璧な読みやすさで際立っている。曜日と月は、12時位置に並んだ2つのインライン表示窓に表示されている。6時位置の日付表示サブダイヤルには、ムーンフェイズ表示が組み込まれている。スモールセコンドと瞬時運針式30分計は、それぞれ9時と3時位置にある2つのサブダイヤルに表示される。カレンダーの正確な調整に必要な閏年サイクルと昼夜は、それぞれ4時〜5時位置と7時〜8時位置の丸い小窓に表示される。ローズゴールドの夜光付植字アワーマーカーと夜光付ドフィーヌ型時・分針により、昼夜を問わず容易に時刻を読みとることができる。



曜日と月を12時位置に並んだの2つの表示窓に配したスレートグレーのソレイユ文字盤
ムーブメントの複雑さにもかかわらず、《ソレイユ》文字盤の表示は、完璧な読みやすさで際立っている。曜日と月は、12時位置に並んだ2つのインライン表示窓に表示されている。6時位置の日付表示サブダイヤルには、ムーンフェイズ表示が組み込まれている。スモールセコンドと瞬時運針式30分計は、それぞれ9時と3時位置にある2つのサブダイヤルに表示される。カレンダーの正確な調整に必要な閏年サイクルと昼夜は、それぞれ4時〜5時位置と7時〜8時位置の丸い小窓に表示される。ローズゴールドの夜光付植字アワーマーカーと夜光付ドフィーヌ型時・分針により、昼夜を問わず容易に時刻を読みとることができる。


新しい5204R-011モデルは、アリゲーター・パターンをエンボス加工したブリリアント・スレートグレーのカーフレザー・バンドと、ローズゴールドの折り畳み式バックルを装着している。サファイヤクリスタル・バックと通常のケースバックが共に付属。ニューバージョンは、現行の2つのローズゴールド・バージョンに加わる。

メカニケ・ヴェローチ初の自社ムーブメント「MV8801」

 ジュネーブに本社を構え、イタリアとスイスのDNAが融合した時計ブランドであるメカニケ・ヴェローチが、この度初の自社ムーブメントMV8801を発表しました。新しく生まれ変わったアイコンとクアトロヴァルヴォレの2つのコレクションに搭載される新しいムーブメントは自動巻きで4つの異なる時間帯を一度に確認することが可能です。このムーブメントは、レースに置けるフラッグのようにメカニケ・ヴェローチをラグジュアリーウォッチの世界へと誘う鍵となるでしょう。


MV8801という型番のMVはブランド名の頭文字、88はクアトロヴァルヴォレなどの4つのダイアルデザインを象形化した数字であると同時に、東洋では8は縁起の良い数字とされていることから採用されました。そして初の自社ムーブメントということから、01が末尾についています。



MV8801 スペック
自動巻きムーブメント、直径44.3mm、厚さ6.8mm、4つの独立した表示、38時間パワーリザーブ、毎時28,800振動、35石、10気圧防水

ブランドCEOであるチェザレ・チェリートはこう語ります。
「ジュネーブに本社を構えてから8ヶ月で自社ムーブメントを発表できた事を大変嬉しく思います。時計ブランドとして、時計をデザインするだけでなく、ムーブメント製造にまで田携わることは非常に大きなステップです。メカニケ・ヴェローチという非常にユニークなブランドが発展して行く上で、この事実は歴史的な瞬間と言えるでしょう」

燦然と輝くトゥールビヨン!ショパール『L.U.C フライング T ツイン レディ』|メゾン初のレディス自動巻きモデル

トゥールビヨンが宝石のように輝く見目麗しきコンプリケーションに陶酔!|ショパール『L.U.C フライング T ツイン レディ』
燦然と輝く大粒のダイヤモンドに匹敵する、至極のラグジュアリーオーラを放つトゥールビヨン!

ムーブメントを自社一貫生産できるマニュファクチュールと、ハイジュエラー、そのふたつのアイデンティティが融合し、世にも美しいコンプリケーションが誕生しました。

機械式時計の精度を高める複雑機構・トゥールビヨンを搭載しながらも、35mm径、厚さ7.47mmというエレガントなサイズを実現したケースはの卓越した技術力と、熟練の時計師、職人たちの情熱の賜物です。

ラグジュアリーブランドの多くが大きな企業グループ傘下に属しているなか、独立経営を続ける数少ないメゾンである「ショパール」。その美学は、いち早くエシカルゴールドを取り入れるなど社会貢献にも向けられ、エレガントなタイムピースと共に、一流とは何かということを教示してくれます。



『L.U.C フライング T ツイン レディ』¥16,093,000 ●ケース:RG×ダイヤモンド ●ケース径:35mm ●ストラップ:ブラッシュドファブリック ●自動巻き ※世界限定25本(ショパール ジャパン プレス)
トゥールビヨンのなかでも、「ブリッジ」という部品をなくし、まるで浮いているかのように見えるを搭載した、レディスの自動巻きモデルはメゾン初!

マザー・オブ・パールダイヤルや、ベゼル、ラグ、インデックスにダイヤモンドをふんだんにあしらうことで、ジュエリーウォッチとしての輝きも横溢して。

TURN OVER!



非常に厳格な時計の精度証明「クロノメーター」と「ジュネーブシール」のふたつの認定を誇る自社製ムーブメント。

2021新作 モーリス・ラクロア「アイコン オートマティック クロノグラフ スプリント」


モーリス・ラクロアが「アイコン オートマティック クロノグラフ スプリント」を発表しました。


小さな1秒が大きな意味を持つ時
 モーリス・ラクロアは、2016年に最初のアイコンモデルを発表した際、このモデルがこれほどまでに成功を収めることになろうとは想像していませんでした。このモデルを成功に導いたのは、印象の強いデザインとその高い知覚価値でした。そしてプレスや一般の人々による評判に後押しされて、スイス時計ブランドのモーリス・ラクロアは、その後も豊かな想像力を決して抑えることなく、アイコンの新しいバージョンを次々に生み出してきました。

 現在、アイコンコレクションは、カラー、複雑機構、サイズにさまざまなバリエーションを誇ります。「アイコン オートマティック クロノグラフ スプリント」には、カラーとテクスチャーにこだわって既存のモデルとは異なる外観が備えられました。しかし、同時にこの新しいモデルには、ベゼルの6本のアーム、ストラップのMロゴは健在で、アイコンの都会的なスタイルも変わることはありません。この新モデルは着けるだけで、新鮮でスポーティ、それでいてアイコンのアイデンティティは受け継がれています。そして今回初めてアイコンは44㎜ステンレスケースにマットブラックのDLCコーティングを施しました。リシャールミル 時計このコーティングは、優れた耐摩耗性と耐薬品性を備えています。一方、ベゼルに配された6本のアームには、輝きのあるガンメタル仕上げがあしらわれています。異なる色や質感を組み合わせることで「アイコン オー トマティック クロノグラフ スプリント」は優美な外観を実現しています。ガンメタルグレーカラーの文字盤の表面にはブラッシュ仕上げが施され、スクエアパターンのエンボス加工が施されています。ファセット加工された時針および分針にはホワイトのスーパールミノバが塗布され、薄暗い場所でも抜群の視認性を発揮します。これらの針は、同様にスーパールミノバが施されたガンメタルグレーのインデックスと調和しています。6時と12時の位置には、オパーリンとスネイルの仕上げを組み合わせたブラックのカウンターが配置されています。爽やかな色のタッチが添えられた文字盤では、9時位置のスモールセコンドによる秒表示が薄いシェイドのブルーに際立ちます。スネイル加工の細工を加えることで、サブダイヤルはメタリックな印象を与え、光が当たるだけですぐに輝きを放ちます。最後に、中央のクロノグラフ用秒針にはブルーカラーがあしらわれ、文字盤全体の外観にいきいきとした雰囲気を添えています。



「アイコン オートマティック クロノグラフ スプリント」は、定評ある人間工学に基づいたデザインを採用し、快適な装着感を実現しています。ライトブルーのストラップには、アイコン初のFKMラバーが採用されています。このラバーは、通常のラバーよりも柔軟性に優れており、着け心地はとても快適です。さらにFKMラバーは、摩擦に強く、色落ちしにくい素材でもあります。このストラップには、ブランドを象徴するMロゴがあしらわれ、サンドブラッシュ仕上げのブラックDLC(ダイヤモンドライクカーボン)ピンバックルが装備されています。また、スイスの時計製造の伝統を守り、ムーブメントにはサーキュラーグレイン加工が、ブリッジやローターには縦方向のコート・ド・ジュネーブ装飾があしらわれています。

「アイコン オートマティック クロノグラフ スプリント」は、重要なイベントでタイムを記録することが可能です。短距離走に参加するランナーが記録を伸ばし、目標としていたゴールに近づける役割を果たします。「アイコ ン オートマティック クロノグラフ スプリント」は、本来の安心感は守りながら、フレッシュに生まれ変わったモデルです。

6度目の世界記録を達成したニクソン(NIXON)のコンプリケーション


「ニクソン」は、1997年に設立された腕時計メーカー。ブランドアイコンは炎・砂時計・羽根を表しています。スポーツに特化した腕時計の発売からスタートし、現在では90か国以上で取り扱われています。

サーフウォッチをはじめ、ポップなモデルからクラシカルスタイルまでライフスタイルに合わせたデザインの腕時計がラインナップされているのが特徴。幅広い年代のユーザーから支持されています。



シンプルかつミニマルなデザインで、ユニセックス対応として多くの支持を得ているニクソンの代表的なモデル。時刻を確認しやすい三針ムーブメントを採用しています。バンドの素材にブラウンのレザーを採用し、手元から大人らしさが演出できるアイテムです。

シンプルかつ落ち着いたデザインで、プライベート・ビジネスの両シーンで着用できます。風防の素材にはミネラルガラスが使用されており、細かい傷が付いても研磨することで目立たなくできるのが魅力。100m防水仕様で、水回りでも安心して付けられるのがポイントです。



ゴールドのケースにブラックベルトが映える、スタイリッシュなメンズ腕時計です。スクエア型のケースがモダンなニュアンスをプラス。ケースの直径は38mmと小ぶりなので、ブレスレッドやバックルなどのアクセサリーを重ねづけしてもおしゃれです。

アラームや2099年までの自動カレンダー、タイマーなど機能面も充実。10気圧防水対応で海や川、プールなどのレジャーでも安心して着用できます。ディスプレイは、好みの表示にカスタマイズが可能です。

高級時計で大人らしさを演出するも良し


腕時計/ブライトリング、ニット/ニードルズ、パンツ/古着、スニーカー/ナイキ、サングラス/セイバー
宝蔵寺 亮さん Age 32
リラックス感のあるゆったりとしたサマーニットから覗く腕元の「ナビタイマー」。ロレックス腕時計メンズ味わいのある表情が、着こなしに深みを持たせている。



腕時計/ロレックス、ジャケット/ダブル アール エル、Tシャツ、キャップ/ともにグリーンボウル、デニム/リーバイス
白井保行さん Age 49
腕元にチョイスした「サンダーバード」、かなりのツウですな。ブルートーンのコーディネイトに挿した足元のバーガンディも効いてます。



腕時計/ハミルトン、シャツ/アダム エ ロペ、Tシャツ/タンタン、パンツ/ニードルズ、靴/ユケテン、ハット/ボルサリーノ
吉永優也さん Age 34
柄の開襟シャツやトラックパンツなど、トレンドアイテムをちりばめつつ、腕元には質実剛健な一本を。このギャップに思わず、いいね!

見た目はレトロ、中身は最新。オトナ心にグッとくる温故知新な腕時計

古きをたずね新しきを知る。有り体だが、結局のところ、モノ作りの美点のような気がする。

なぜって、最新の技術によってわざと古びて見せたり、外見はオールドファッションなのに中身は最新鋭な腕時計が、こんなにも我々の心にグッとくるからだ。

TISSOT
ティソ/ティソ ヘリテージ バナナ
100年超の歴史を持つ名作がモダンな佇まいで現代に蘇る



SSケース、縦49×横27mm、クオーツ。4万3000円/スウォッチ グループ ジャパン 03-6254-7361
腕に沿うようにカーブしたアール・ヌーヴォー調の縦長ケース。その湾曲ぶりから“バナナ・ウォッチ”と呼ばれた名作は実際に着用すると奇抜さは一切なく、むしろ男の色気を高めてくれる。

ダイヤル中央から放射状に描かれるアラビアインデックスやその書体がさりげない遊び心に変換される。フランクミュラー レディース本作では往時にはなかったSSケースを採用し、白ラッカーダイヤルと黒文字でミニマルなモノクロの世界を創出。無駄を削いだ風情もクールにキマる。

IWC
IWC/IWC トリビュート・トゥ・パルウェーバー“150イヤーズ”
デジタル表示の懐中時計を現代の技術で腕時計に再現



SSケース、45mm径、手巻き。250万円/IWC 0120-05-1868
ジャンピングアワー&ミニッツによるデジタル時刻表示は一見斬新に思えるが、実は1884年から1890年の間、IWCが懐中時計で実現していた機構だ。

「パルウェーバー・ポケットウォッチ」と呼ばれ、当時において画期的だったこのモデルを、ブランド創立150周年記念として腕時計に再生している。

それに際して、分表示ディスクを切り替えるための専用香箱を用意する最新技術により、高い耐久性が備わった。美しい多層ラッカーダイヤルとともにレトロデザインを堪能したい。

RADO
ラドー/トラディション1965 M オート
ビル群をイメージした都会の横角ウォッチ



世界限定1965本。SSケース、縦35(ラグまで含む)×横35mm、自動巻き。21万円[予価]/スウォッチ グループ ジャパン 03-6254-7330
高層ビルが林立するマンハッタンのスカイラインにインスパイアされ、1965年に生まれた角形時計を現代の技術で蘇らせた。

ここまでエッジを立たせたケースが造形できるのは、ラドーの高い工作技術の賜物といえよう。ケースの各辺に対して3つずつ並ぶインデックスには、レトロの枠を超えた普遍の美意識を感じる。

身に着けるだけで社会に貢献できる。未来にツナガル時計

「ノブレスオブリージュ」精神は、時計界にも根強い。それを証拠に今我々が直面する環境や人権などの諸問題解決の一助として、多様な社会貢献の形態をとった時計が存在する。僕らはそうした時計を身に着けることで、未来を作ることもできるのだ。

ORIS オリス
オリス モベンバー エディション
男性による男性のためのチャリティウォッチ


SSケース、40mm径、自動巻き。23万円/オリスジャパン 03-6260-6876
男性の健康を支援するチャリティ団体、モベンバー財団との共作で、オリスを代表する定番モデルのベルトに、口ヒゲをデザインした1本。ケースは力強いサテン仕上げで、コインエッジベゼルや赤を使ったポインターデイト針をアクセントにした。

またふっくらと盛り上がったドーム型風防や文字盤外周のレイルウェイトラックが、クラシカルな雰囲気を湛えている。

BAUME ボーム
アイコニック 41mm オートマチック
新たなアプローチのエココンシャスな新ブランド



アルミニウムケース、41mm径、自動巻き。1070USドル/ボーム&メルシエ 03-4461-8030
ボーム&メルシエから派生した新ブランド。サステナブルな社会への貢献を目指し、リサイクル・アップサイクル(再生素材に付加価値を与えること)をモットーに掲げる。この「アイコニック」はリサイクル素材で作られたベルトを採用しており、センター針で分、6時位置の大きなインダイヤルで時を表示するレギュレーターウォッチだ。

CARL F. BUCHERER カール F. ブヘラ
パトラビ スキューバテック マンタトラスト
ダイヤル上を優雅に泳ぐマンタの生態研究と保護活動をサポート


世界限定188本。SSケース、44.6mm径、自動巻き。82万円/ブヘラジャパン 03-6226-4650
500m防水性能やヘリウムガスエスケープバルブを装備する本格派ダイバーズ。そのダイヤル上では、2匹のマンタが生き生きと海を泳ぐ姿が描かれている。これは、ここ数年カール F.ブヘラが世界中で絶滅の危機に瀕しているマンタ保護の団体を支援してきたことを示すもので、本作は売上の一部が寄付されるチャリティウォッチ。

IWC
パイロット・ウォッチ・マーク XVIII
“ローレウス・スポーツ・フォー・グッド”
スポーツを通じて子供たちの明るい未来を願うなら



世界限定1500本。セラミックスケース、41mm径、自動巻き。62万円/IWC 0120-05-1868
人気パイロット・ウォッチに採用されたブルーダイヤルは、IWCが公式スポンサーを務めるローレウス・スポーツ・フォー・グッド財団のシンボルカラー。レジェンダリーな元アスリートが集い、スポーツを通じて子供たちの未来を支援する団体とのコラボモデルの裏蓋は、毎年開催される子供絵画コンテストの受賞者による絵画が刻印されている。

TAG HEUER タグ・ホイヤー
アクアレーサー 石垣島スペシャルエディション
後世に残すべき石垣島の美しい海を表現する



日本限定。SSケース、41mm径、クオーツ。18万円/タグ・ホイヤー 03-5635-7054
美しい石垣島の海とサンゴ礁にインスパイアされたモデル。まるで澄んだ海に浮かぶように、ダイヤル6時位置に描かれた石垣島のデザインもナイス。300m防水性能、視認性の高いインデックスや逆回転防止ベゼルなど、ダイバーズウォッチとしての機能は申し分なし。

本作の売り上げの一部は環境保全団体WWF ジャパンが取り組む南西諸島の環境保全活動に役立てられる。27mm径のレディスモデルも展開されている。

人気の「オーヴァーシーズ・デュアルタイム」に黒文字盤が追加投入

人気高騰でウェイティングリストに登録しないと買えなくなりつつあるヴァシュロン・コンスタンタンの「オーヴァーシーズ」。オーヴァーシーズはブルー文字盤から人気に火が付いたが、既に黒文字盤も人気高騰している。その中でもリニューアル以前から一番人気だったのが「デュアルタイム」だ。そこに、ようやく黒文字盤の「オーヴァーシーズ・デュアルタイム」が追加投入された。



ラグスポ唯一の耐磁性能を有する硬派モデル
ヴァシュロン・コンスタンタン「オーヴァーシーズ・デュアルタイム」
自動巻き。37石。2万8800振動/時。SSケース(直径41mm)。パワーリザーブ約60時間。150 m防水。磁気から保護する軟鉄製ケース・リング。2,460,000円(税別)



リューズで簡単に設定できる2つのタイムゾーン
 「オーヴァーシーズ・デュアルタイム」の中心で時を刻むのは、キャリバー5100から派生した自社製の自動巻きムーブメントの5110 DTだ。その特徴は、2つのタイムゾーンが同時に読み取れる点にある。通常の時計のように3本のセンター針でローカルタイムを示すのに加え、先端に赤い矢のモチーフをあしらった4本目のセンター針でいわゆる“ホームタイム”を示し、この針に午前と午後を区別するデイ/ナイト表示が連動する。2つのタイムゾーンの時刻調整は、リュウズを両方向に回して行なう。また、針で日付を示す6時位置のポインターデイトは、ローカルタイムと連動し、修正はプッシュピースで行える。

ブレスレット、レザーストラップ、ラバーベルト。3つの個性を楽しめるオーヴァーシーズ。
付け替え可能な3本のインターチェンジャブル・ブレスレット/ストラップが個性を変えてくれるせいで、飽きずに長く使える。現段階で最もサスティナビリティが高いモデルと言えるだろう。マルタ十字から着想したポリッシュおよびサテンブラッシュ仕上げのリンクを連ねたステンレススティール製ブレスレットと、ラバーもしくはアリゲーターレザーストラップの交換は、工具を一切使わずにできる。

【2021新作時計】セイコー「1965メカニカルダイバーズ 復刻デザイン」

セイコーより、1965年に発売された国産初のダイバーズウォッチの復刻モデルが発売される。発売日は2020年6月6日である。このモデルは、腕時計として初めて「エバーブリリアントスチール」をケース素材に用いており、耐食性と審美性が向上されている。タグホイヤー カレラムーブメントは、10振動(3万6000振動/時)のハイビートで駆動する「Cal.8L55」が搭載される。

国産ダイバーズウォッチの始祖を現代の技術で復刻



国産ダイバーズウォッチの原点を最新技術を駆使して復刻した「SBEX009」。オリジナルモデルは、1966年から4回にわたって南極観測隊越冬隊員の装備品として寄贈され、絶大な信頼を得ている。自動巻き(Cal.8L55)。37石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約55時間。SS(直径39.9mm、厚さ 14.7mm)。200m防水。世界限定1100本。65万円(税別)。
 1965年、セイコーは国産初のダイバーズウォッチを発売した。150m防水、両方向回転ベゼル、非ねじ込み式リューズと、現代のダイバーズウォッチの基準からは大きく異なるスペックを持つが、当時ダイバーズウォッチといえば高額なスイス製しか選択肢のなかった中、国産ダイバーズウォッチ第1号が開発されたのは、同社にとって大きなマイルストーンであったと言えるだろう。

 事実、同社はこのモデルを皮切りに、わずか数年の間に革新的な機構や素材を次々に投入し、今もなお世界中で愛されるセイコーダイバーズウォッチの礎を作っている。その根底に流れる、常に進化を続けるというDNAは今も脈々と生き続け、今回、国産ダイバーズの始祖が現代的なスペックを引っ提げて復活した。



エバーブリリアントスチールが採用されたケースは、高い耐食性を持つ。また、白く美しく輝く審美性も併せ持っており、まさに高級時計にピッタリの素材だと言える。ストラップは、オリジナルに採用されていたファブリック調のラバーストラップにオマージュを捧げた強化シリコン製だ。
 そのモデルこそが、「1965メカニカルダイバーズ 復刻デザイン」である。デザインは、ほぼ忠実にオリジナルを踏襲しているが、今回最も注目すべきはケースに使用されている素材であろう。このモデルには、腕時計としては初めて「エバーブリリアントスチール」が採用されている。

 この素材は一般的な高級時計に使われているステンレススティールを上回る耐食性と白く輝く審美性を備えた、まさに時計にとって理想的な素材である。装身具に用いることは困難だと言われてきた素材でもあるが、研究を重ね、その困難を克服できたのは同社の技術力と挑戦する姿勢があったからこそだろう。また、カラーリングはブルーグレーを採用し、徐々に光を失っていく深海の世界を表現している。

 進化しているのは外装だけではない。搭載されるムーブメントは、10振動のハイビートムーブメント、「Cal.8L55」だ。同社が誇る岩手県の雫石高級時計工房で職人の手によって組み立てられるムーブメントは、高級時計に求められる耐久性と審美性を高い基準でクリアしている。

パテック フィリップ が初めて文字盤側にチャイム機構を搭載したミニット・リピーター「5303」

パテック フィリップは、最も数多くのミニット・リピーター腕時計を現行コレクションとして提供する時計メーカーである。同社のミニット・リピーターのゴングには、クラシック・ゴングとカセドラル・ゴングの2種類があり、ミニット・リピーターのみを搭載したモデル、および他のコンプリケーション(永久カレンダー、トゥールビヨン、ワールドタイム、クロノグラフ)と組み合わされたモデルがある。しかしこれまでパテック フィリップは、文字盤側にチャイム機構を見せるミニット・リピーターを発表したことがなかった。

パテック フィリップ 2021新作「5303」



パテック フィリップ ミニット・リピーター・トゥールビヨン「5303」
手巻き(cal.R TO 27 PS)。29石。21,600振動/時。パワーリザーブ最大48時間。18KRGケース(直径42mm、厚さ12.13mm)。非防水。時価。



オープン・アーキテクチャーへのこだわりはトゥールビヨンにも活かされており、6時位置のスモールセコンド・スケール越しに、トゥールビヨン・キャリッジの裏面を見ることができる。正面から見た機構全体の眺めは、スチール部品の輝きがローズゴールドでメッキされた地板(メインプレート)とコントラストをなす、完璧なミニチュア・サイズの絵画のように美しい。
 5303モデルは2019年、《ウォッチアート・グランド・エグジビション・シンガポール 2019》において、12個の限定製作モデルとしてデビューを飾った。そのミニット・リピーター・トゥールビヨン5303モデルが今年、デザインに細部の変更を加えられ、パテック フィリップの現行コレクションに迎えられたのである。チャイム・ウォッチの愛好家のために創作されたこの新しいグランド・コンプリケーションは、文字盤のないオープン・アーキテクチャーによって際立っており、時計を手首に着用しながら、作動中のミニット・リピーター機構を、初めてハンマーとゴングも含めて鑑賞することができる。



手巻キャリバーR TO 27 PSは、スケルトン・ムーブメントの通例に従い、特定の部分が切り抜かれ、完璧な美しさを実現するように微細な変更が加えられた。パテック フィリップはまた、サーキュラー・コート・ド・ジュネーブやペルラージュで装飾された地板(メインプレート)、微小な回転サテン仕上げの施されたハンマーなど、ムーブメント構成部品に関わる当社の手仕上げの優れた伝統にも忠実に従っている。
ローズゴールド仕様のきわめて独創的なケースは、ふくらみを帯びた幅の広いポリッシュ仕上げベゼル、およびケース側面とラグにリーフ(葉)装飾の彫金が施されたホワイトゴールドのインサートが特徴である。ケース左側面のミニット・リピーターを作動させるホワイトゴールドのスライドピースも同じモチーフである。アワーサークルは、パウダー仕上げローズゴールドのドットを配した、ブラック塗装サファイヤクリスタルのリングでできている。サファイヤクリスタル・バックを通してムーブメントを鑑賞できる裏面は、インサートとスライドピースを彷彿とさせるオープンワーク装飾が施された、ホワイトゴールドの《アンフィシアター(古代ローマの円形劇場)》を想わせる装飾により縁取られている。

「スピードマスター ムーンウォッチ マスター クロノメーター」全8種類が1/16(土)からオメガ直営ブティックで発売開始

オメガは、ムーンウォッチの最新作「スピードマスター ムーンウォッチ マスター クロノメーター」を発表し、1月16日(土)よりオメガの直営ブティックで発売を開始する。マスター クロノメーター認定を取得し、少しだけ新しいデザインのタッチが加わった新しいムーンウォッチは、まさに次世代を担うモデルだ。

最強の耐磁性能、キャリバー3861


今回のアップデートの最大の特徴は、コーアクシャル マスター クロノメーター キャリバー3861の導入である。これにより、新しいムーンウォッチは1万5000ガウスという超強力な磁場に耐える特性を手に入れ、スイスの時計産業における精度と性能、そして耐磁性の業界最高峰を証明するマスター クロノメーター認定を取得した。
オメガ「スピードマスター ムーンウォッチ マスター クロノメーター」
手巻き(Cal.3861)。26石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。C.O.S.C.認定クロノメーター。1万5000ガウスの超耐磁性能。5年間の国際保証。SS or 18Kセドナゴールド or 18Kカノープスゴールド(直径42mm、厚さ13.18mm)。50m防水。

有名なドット・オーバー 90
 宇宙開発時代への敬意を表し、アイコニックな左右非対称のケース、ステップダイアル、ダブルベベルとして知られるケースバック、そしてアルミニウム製ベゼルリング上に施された有名な“ドット・オーバー 90”(DON:90の数字の斜め上にドット)と、“ドット・ダイアゴナル・トゥ 70”(70の数字の斜め下にドット)が採用されている。

アップデートされたブレスレット
 特に注目したいのは、アップデートされたブレスレットだ。1列が5つのアーチ形リンクからなる完全ブラッシュ仕上げのシームレスなブレスレットは、これまでにない滑らかなフィット感を可能にした。また、往年のムーンウォッチのスタイルを彷彿とさせる、サテン加工を施した表面にポリッシュ仕上げのオメガのロゴを用いた新しいクラスプも特徴である。



ミニッツスケールを1/3秒刻みに変更
 さらに、今回の慎重なアップデートはダイアルにも表れており、キャリバー3861の振動数に合わせ、ミニッツスケールがこれまでの1/5秒刻みから1/3秒刻みに変更された。この変更は、オメガがいかに精度にこだわっているかを象徴するひとつの例だといえる。

ボーム&メルシエ【2021 新作】大きく刷新された「リビエラ」コレクション

ボーム&メルシエは2021年、スポーティなデザインを持つ「リビエラ」コレクションを復活させた。直径42mmと36mmのケースが用意されており、自社製キャリバー「ボーマティック」を搭載したモデルに加えて自動巻きのSW-200、レディスモデルにはクォーツムーブメントを搭載している。カラーバリエーションも豊富だ。



生まれ変わったリビエラ
 ボーム&メルシエが2021年の新作として発表した「リビエラ」コレクションは、オリジナルモデルが1973年に誕生したシリーズだ。ステンレススティール製のケースと、シームレスにつながるブレスレットを持つスポーティーなデザインは、発売以来同社のアイコン的存在となり、今日まで50年近くの歳月を重ねてきた。

 今回の発表で5世代目となったこのコレクションは、より現代的な要素を加えて刷新された。メンズ・レディスモデル、それぞれ42mm・36mmのケースサイズが用意され、4本のビスで留められた12角形のベゼルや、ケースと一体になったインターチェンジャブルシステムを採用するしなやかなブレスレットを備えている。オリジナルのデザインを忠実に継承しながら、時代のトレンドに沿う複数のバリエーションが用意された。

自社製キャリバー搭載のフラッグシップモデル
 今回、リビエラコレクションに初めて自社製キャリバー「ボーマティック」を搭載したモデルが登場した。2018年に発表されたクリフトンに搭載されてデビューしたこのムーブメントは、約120日間のパワーリザーブを備えており、シリコンでつくられた脱進機周りのパーツを採用することで高精度を実現。日常的な磁場に耐える1500ガウスの耐磁性を備え、メンテナンス時期は5年に一度を推奨している。



ボーム&メルシエ「リビエラ」
自動巻き(Cal.Baumatic BM13-1975A)。21石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約120時間。SS(直径42mm、厚さ10.66mm)。100m防水。左:41万8000円(税込み)、右:45万6500円(税込み)。
 この優れたキャリバーを表からも鑑賞できるように、本作のダイアルは半透明になっているのが特徴。透き通った美しい海のようなブルーのダイアルと、シックなスモークブラックのダイアルは、高い硬度を誇るサファイアクリスタル製だ。

オリジナルに忠実なベースモデル
 ボーマティック搭載モデルと比較して手が届きやすいベーシックなモデルもラインナップされた。本作では汎用の自動巻きキャリバーSW-200を搭載しており、パワーリザーブは上位モデルに劣るが、スイスメイドの信頼された設計を持つ。



ボーム&メルシエ「リビエラ」
自動巻き(Cal.SW200)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SS(直径42mm、厚さ10.66mm)。100m防水。左:30万8000円(税込み)、右:29万7000円(税込み)。
「水と石の衝突」をイメージしたという独特のパターンが施されたダイアルには、ブルー、シルバー、ブラックの3種類が用意されている。オーデマピゲ 時計修理ブルーダイアルのモデルには同色のラバーストラップが合わせられており、軽快な印象だ。

フレデリック・コンスタントが時計ユーザーや業界で評価されている理由

なぜフレデリック・コンスタントが時計ユーザーはもちろん、時計業界からも高い評価を獲得しているのか。その理由をご紹介いたします。

理由①一貫した理念「手の届くラグジュアリー」

繰り返しになりますが、フレデリック・コンスタントは創業以来、一貫して「手の届くラグジュアリー(アクセシブル・ラグジュアリー)」を理念としてきました。フレデリックコンスタントは一般的なサラリーマンでも手にすることができる「リーズナブルな価格帯」にこだわっており、手が届かないブランドとなることを良しとしません。

そのため、大半のモデルが20万円前後~30万円台で購入できます。

もっとも、ただ安いだけなら比較的実現が容易です。

フレデリック・コンスタントのコンセプトはあくまで「ラグジュアリー」。そのため高度なマニュファクチュールを強みに、スイス伝統工法に則りつつも、簡略化できる工程は簡略化し、また機械化に頼れる部分は頼る。オーデマピゲ 時計ケースそうして上質な製品を提供し続けてきました。

華美な装飾を施さないクラシカルなデザインを基調としているところも、フレデリック・コンスタントがラグジュアリーに重点を置いている所以でしょう。

こういった背景から、お値段以上の満足感をユーザーに与えてくれるとあって、フレデリック・コンスタントは高い評価を得ているのです。

理由②多彩なバリエーション

フレデリック・コンスタントの基本コンセプトは「手の届くラグジュアリー」ですが、その中でも多彩な選択肢が用意されています。

詳細は次項で解説いたしますが、自社製ムーブメントを搭載したハイエンドの「マニュファクチュール」から基幹コレクションの「スリムライン」,そして近年のトレンドになっているスポーツライン「ハイライフ」と様々。

その中でも素材やデザイン,機構にバリエーションがあるため、好みやライフスタイル,ご予算からご自身に合ったものをチョイスする楽しみがあるでしょう。

レディースコレクションも豊富ですので、プレゼントやペアウォッチとしてもお勧めです。

理由③革新を止めない姿勢とオシレーター開発

繰り返しになりますが、フレデリック・コンスタントの真髄は高度な時計製造技術です。

優れた生産ラインのもと、ハイメゾンではなかなか真似できない価格帯の機械式時計を提供し続けてきた、屈指の名門と言っていいでしょう。

この名門は、2021年4月、伝統的機械式時計の構造に対してイノベーションを起こす新機構を新たに発表しました。それが、オシレーター「モノリシック構造」です。


オシレーターは一般的には、発振回路を指すことが多いです。しかしながら時計業界では2018年、ゼニスがこれを搭載した機械式時計を発明したことから、革新的な調速機構をしてこのように呼ばれています(もっともゼニスの他、ユリスナルダン等でも開発されています)。

ではオシレーターがどのようなものかと言うと、調速機を構成するパーツを、シリコンコンポーネントで一体成型したもの。オシレーター一枚でテンプやヒゲゼンマイを含む調速機構の役割を果たしていることが特徴となります。
シリコン製ということもあり、従来のスイスレバー式で長年の課題であった姿勢差誤差や脱進機誤差、温度係数(温度変化に伴う感度への影響)を克服しました。

さらにゼニスが開発したオシレーターの特筆すべき点は、15ヘルツという周波数で振動すること。驚異的な振動は通常の3倍高く、毎時10万8000振動とのこと!すなわち、これまでの機械式度駅ではあり得なかったハイビートを実現しているため超高精度な一方で、シリコン製ゆえに耐摩耗性を克服しているという、まさにイノベーション的な新機構なのです。

フレデリック・コンスタントではこのオシレーターを、40ヘルツ(288,000振動/時!)の周波数のもと、振動させることに成功しました。前述の通り新しい機構ではありませんが、「モノリシック構造」としてこの超絶ハイビートを実現するため、新設計が施されています。

さらに驚くべきことは、パワーリザーブ80時間を確保していること。通常ハイビートとロングパワーリザーブを両立するのは大変な技術を要します。いかに約3日間の持続力をフレデリック・コンスタントがモノリシック構造に搭載させることが難しかったか、おわかり頂けるでしょう。

アウトドアシーンにも映える! 最高峰ブランドのアクティブな腕時計

アウトドアシーンにふさわしい腕時計。それはカジュアルなアクティブウォッチとは限らない。

誰もが憧れる最高峰ブランドの堅牢かつ勇猛な腕時計は、山や海によく合うのだ。

モダンさと武骨さが絡み合う、男のためのギア

腕時計 世界限定250本。チタンケース、44mm径、自動巻き。147万円/ゼニス 03-3575-5861、ベスト8万1000円/ポール&シャーク(トレメッツォ 03-5464-1158)、Tシャツ9000円、パンツ3万2000円/ともにポロ ラルフ ローレン(ラルフ ローレン 0120-3274-20)
ZENITH
ゼニス/デファイ エル・プリメロ21 ランドローバー エディション
時計界でも一目置かれる名門のクロノグラフメーカーであるゼニス。1秒で一周するクロノグラフ針が1/100秒を計測するエル・プリメロ9004キャリバーを搭載し、ツウの心をくすぐる。


その一方、堅牢性と軽量性を併せ持つチタン素材にマイクロブラスト加工を施してマットなグレーに仕立て、武骨な男のギアとしても完成度を高める。ランドローバー・ディフェンダーにトリビュートした限定モデルらしい仕上がりだ。